第4回未来共創クリエイティブ・キャンパスについて

1 はじめに

先日、岩手県矢巾町で事業者や町職員の方々を対象に「Web3について学び、生成AIを体験しよう!Part1」という勉強会を開催しました。今回のイベントは、矢巾町未来戦略課の方々との連携で実現し、町内の30代〜50代の事業者や町議員、職員の11名にご参加いただきました。

2 勉強会実施の背景

この勉強会は、矢巾町の未来戦略課と弊社が連携し、Web3や生成AIの活用可能性を模索する一環として企画されました。矢巾町が地域発展のためにデジタル技術に注目している中、未来戦略課とのつながりを築くきっかけとなったのは、私の知り合いである議員の佐々木暢宏さんのおかげです。佐々木さんのご紹介により未来戦略課と連携することができ、この勉強会が実現しました。

3 勉強会の内容

前回のアンケート結果をもとにまず、メタバースの基本的な概念や活用事例について説明し、その後、実際に生成AIを活用する方法を紹介しました。

特に、今回の勉強会では 7つのAIツール を取り上げ、それぞれの特徴や活用方法について解説しました。さらに、AIを活用したビジネスへの応用や自治体での利用方法についても議論し、より実践的な視点でWeb3とAIの可能性を考える機会となりました。

体験型ワークショップ

講義の後は、参加者の皆さんに 実際にAIを触ってもらう 体験型のワークショップを実施しました。

  • ChatGPTの活用:テキスト生成や要約、アイデア出しの実演
  • 画像生成AIの体験:DALL·EやAdobe Fireflyを試す
  • その他のAIツールの活用:Gamma、NoLang、NotebookLM、Napkin.AIなど
  • ビジネスにおける活用事例の紹介:企業や自治体での具体的な導入例を紹介し、参加者が自分たちの業務にどのように取り入れられるかを考える機会を提供

今回は、AIの組み合わせによる応用可能性にも言及し、「単体のAIツールを使うだけでなく、異なるAIを連携させることでさらに高度な業務効率化が図れる」という点を強調しました。例えば、ChatGPTでアイデアを整理し、その内容をNoLangで動画化するなど、異なるAIを組み合わせる活用方法を提案しました。

 

さらに、参加者同士でのディスカッションも活発に行われ、異なる業界の視点から新たなアイデアが生まれる場面も見られました。特に、自治体関係者からは行政手続きの効率化にAIを導入する可能性についての議論があり、事業者からはWeb3を活用した新しいサービス開発についての意見交換が行われました。

 

また、今回は VRゴーグルを使用し、参加者の皆さんにジェットコースターの仮想体験 もしてもらいました。体験したことのない方が多く、「こんなに臨場感があるとは思わなかった!」という驚きの声が上がり、VR技術の可能性についても関心が高まりました。

4まとめ

今回の勉強会を通じて、矢巾町の事業者や行政の皆様にWeb3や生成AIの可能性を知っていただく機会となりました。今後も、矢巾町と連携しながら Web3やAIを活用した地域活性化 に貢献できるよう、引き続き活動していきたいと考えています。

また、今後の勉強会では、より具体的な Web3技術の実践ワークショップ や 生成AIを活用した事業アイデア創出セッション なども検討しており、さらに実用的な学びの場を提供していく予定です。

次回の勉強会もお楽しみに!