1 はじめに
先日、岩手県矢巾町で事業者や町職員の方々を対象に「Web3について学び、生成AIを体験しよう!Part1」という勉強会を開催しました。今回のイベントは、矢巾町未来戦略課の方々との連携で実現し、町内の30代〜50代の事業者や町議員、職員の11名にご参加いただきました。
2 勉強会実施の背景
この勉強会は、矢巾町の未来戦略課と弊社が連携し、Web3や生成AIの活用可能性を模索する一環として企画されました。矢巾町が地域発展のためにデジタル技術に注目している中、未来戦略課とのつながりを築くきっかけとなったのは、私の知り合いである議員の佐々木暢宏さんのおかげです。佐々木さんのご紹介により未来戦略課と連携することができ、この勉強会が実現しました。
3 勉強会の内容
1. Web3の基礎解説
勉強会の前半では、Web3の基礎知識について説明しました。特に以下の3つのトピックに重点を置きました:
- ブロックチェーン:分散型台帳技術の仕組みとその利点
- 例えば、従来の銀行送金と異なり、手数料が安く、送金時間も短縮できる特徴があります。
- NFT(非代替性トークン):デジタル資産の所有権とその活用方法
- デジタルアートやゲーム内アイテムなど、ユニークな資産の所有や取引が可能です。
- メタバース:仮想空間がもたらす新しい可能性
- 例えば、茅野市で行われた「メタバース婚活」や盛岡市のメタバースを活用した商品発表会など、地域活性化やイベントでの利用が進んでいます。
これらの技術が地域経済や事業にどう活用できるかを具体例を交えてお話ししました。
2. 生成AIの紹介と体験
後半では、生成AIの基本的な仕組みについて簡単に説明しました。その後、参加者には実際にChatGPTを体験していただきました。例えば、事業で使えそうなマーケティング案をAIに作らせたり、日常業務の効率化につながる活用例をデモンストレーションしました。
また、生成AIが注目される理由として、以下のポイントも共有しました。
- 専門知識がなくても直感的に使える
- 短時間でアイデアやコンテンツを生み出せる
- アイデアの幅を広げる可能性
初めて生成AIに触れる方が多かったのですが、リアルタイムでの応答性や多様な活用方法に驚かれる声が多く、非常にポジティブな反応をいただきました。
勉強会の成果と今後の展望
今回の勉強会を通じて、参加者の皆さまからは次のようなコメントが寄せられました
- “Web3や生成AIが身近に感じられた”
- “今後の事業にどう活用できるか考える良いきっかけになった”
また、具体的な応用例として、地域通貨やNFTを活用したふるさと納税、メタバースを用いた観光促進やイベント運営などの提案も挙がりました。
この勉強会はPart1としての位置づけであり、今後も矢巾町と連携して、より実践的な内容や応用例を共有する場を提供していく予定です。